2021.3.18

“ライブの感じ方メーターが増えた日のこと”(前編)

どーもです!スタッフのジョンです!

スタジオの仕事もするようになって、ライブハウスともまた仕事内容が違うし、
初めて経験することもいっぱいあるので、
いつも発見していきながら、元気に日々を過ごしております。

その中で唐突ですが、少し前になるのですが、
心に残ったなぁって事を書いていきたいと思います。

まず最初に、今回のお話に登場していただく川口さんと向井先生には、
他のお客さんへの宣伝になると思うので、この日のこと、この日までの準備のこと
ブログに書くことを当日すぐにご快諾いただいていたのですが、
なかなか文才ありゃりゃな僕としては、煮詰めに煮詰め、
すごい時間が経ってしまった事、申し訳ございません!

いざ考え始めたら相当な文量になることが確定していて、
大事な事、伝えたい事がいっぱいで、
ただ宣伝するのとも違うんだけどもこの場を借りて発信したい、
しかーし、2兎を追うものは1兎も得ずになってしまうのは勿体無いので、
自分なりに考えた結果、前編後編の2部構成になることご了承ください。

前編に入る前に予習といいますかさっそく宣伝パートになります。
スタジオグッドマンアキバでは、各部屋にwi-fiと有線LANが完備されているのですが、
使用例のご提案をするにはどうしたらいいのか悩むところでありまして、
こういう使い方も受付けていますので、お気軽にご相談ください!

ということを言いたいのですが、
本編を読んでいただくと、より伝わるといいなぁという所存です。
さて、まえがきから言い訳がましい展開ですが、前編に入って行きたいと思います。

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先日、すごくライブだなぁと感じる出来事がありました。
2021年が明け緊急事態宣言が発令されてからというもの、
スタジオの予約状況も厳しい日々(オーナー、すみません)を過ごしていたところ
1本の電話が鳴りました。

「スタジオの部屋にwi-fiはありますか?」
あります!有線LANも各部屋完備しております!
そう僕が答えると、
「iPodのLINE通話からコンテストに配信したいと思っていまして、
アコギとボーカルで弾き語りなのですが。
それと私は目が見えないので、
セッティングと音の調整のサポートをお願いしたいです。」
というお問い合わせがありました。

この方が今回スタジオをご利用いただいた川口さんです。
川口さんは、おとなりのアコースティックステーションのお客さんで、
アコステスタッフの紹介で、スタジオの部屋から配信ができるということを聞いて、
ご連絡くださいました。

川口さんは、普段ギター教室に通っていて、
今回そこの生徒さん達の発表会があるのですが、
緊急事態宣言が出てしまった状況で会場に行くのは厳しいと言ったところ、
先生から「リモートで出演どうです?」と提案いただいたとのことで、
自分の家からできれば良いんだけども、音も大きく出せないし、
自分は目が見えないので、細かい設定ができない。
どうしたらいいだろうか?と今回ご相談いただきました。

僕は川口さんが、会ったこともない僕に真っ直ぐに相談してくれたこともあり、
これはご希望に添えられるよう、できる限りのことをやりたいと強く思いました。

本番の日までに、何度か川口さんと連絡を取り合って、
LINE通話で配信(今回は中継の形ですね)できるものか?ということで、
実際に本番の会場でリモートで見ていただく川口さんのギターの先生、
向井先生にもご協力いただいて、LINE通話でのテストをさせていただきました。
向井先生とも初めてのつながりで、川口さんと連絡を取り合っている時に
本番までに一度テストをしたいと僕が言ったところ、
向井先生がテストをチェックしてくれることになり、つなげてもらいました。

最初スタジオの部屋のwi-fiで川口さんのiPodを使う予定だったのですが、
テストをやるにあたって本番と同じセッティングが良いだろうと思ったのと、
回線的には有線LANのほうが安定するので、
有線LANをつないだ僕のパソコンでLINE通話するのはいかがでしょう?
と川口さんに僕から提案したところ、そのほうが安全ですね、
ということでテストも本番もパソコンからLINE通話することになりました。

いよいよテストの日になり、向井先生に初めましてのあいさつと、
時間帯いつごろがいいか、LINEで相談しました。

前の週には自分が地元の友達とLINE通話していたので、
個人的には案外スムーズにできそうじゃんと思っていたのですが、
LINE通話はトークする用に作られていることもあり、話すぶんには大丈夫なのですが、
いざテストの段階で、試しに僕がアコギを鳴らしてみると、
音が浮き沈みするような現象がおきてしまうということがわかりました。
(本当にテストしておいて良かった)
パソコンのLINE通話で受けきれる音量レベルを超えてしまっているようです。

ダメじゃん!!さてどうしたもんか??(内心ゾクゾクでした)

いつもライブハウスで働いている僕としては、音のバランス調整をお願いされたこともあり、
ついスピーカーで鳴らす形でやるつもりだったので、
完全に生音でバランス取ったりすると、また変わるかもですが、
なんとか思い描いた方法でやりたい。

向井先生にはSkypeのほうが音が安定すると教えていただいたんですが、
ここは意地っ張りな僕、川口さんが最初に言ったLINEにこだわってみたくなってしまって。

パッと改善策が思いつく前にテストできる時間が終わりそうだったので、
先生には一度、僕が対策改善を考える時間をいただくことにしました。
さぁどうしたらいいだろうか?
他のスタッフの知恵も借りまして、LINEのマイクをパソコンのマイクではなく、
インターフェイスからの音を採用するように切り替えれば
音量バランスの調整ができるよと教えてもらって、
インターフェイスを借りてつないでスタッフとテストしたところ、
音も割れず、音の浮き沈みもありませんでした。

これなら行けるぜい!!

その後、もう一度先生と時間の相談をさせてもらい、
再びテストさせていただいて、改善されましたね。
これなら大丈夫そうと、OKいただくことができました。
この作戦ならできそうです。(うわー!本当にテストしておいて良かった)
先生には度々時間作っていただきありがとうございます。とお礼を伝え、
何とか無事にテストを終えることができました。

さて、残すはいよいよ本番です!
(後半へ続く)